地球のしごと大學いわて九戸キャンパス2024

これからの「暮らし方」を想像し、創造してみよう。

これからの「暮らし方」を想像し、創造してみよう。

地球のしごと大学いわて九戸キャンパスとは

地球のしごと大学いわて九戸キャンパスとは

岩手県九戸村の形のイラスト、面積 134.02㎢ 人口 約5100人。70%以上を山林原野で占める農山村、東北新幹線二戸駅まで車で約20分

こんなことをやります!

岩手県九戸(くのへ)郡九戸村は、北岩手の山中に位置する、北東北の里山の風景が色濃く残る地域です。
この村の豊かな森林資源を活かしたしごとや生き方を学び、これからを考えていきます。
目標は、農山村での実践を通して、里山と関わりながら豊かに生活する第一歩を踏み出すことです。
講師は、九戸村内外からその道の専門家をお呼びします。技術面はもちろんのこと経験に基づいた講師の哲学に触れることで、自然や世界を見る力、そこから考える力も養われることでしょう。

森林資源に興味ある方、自然が好きな方、持続可能な生活やしごとを考えてみたい方は九戸で探してみませんか?
どんな方でも大歓迎です。受講をお待ちしております。

詳しい募集要項、スケジュール等は
下記をご確認ください。

※画像をクリックで拡大します。

※まず話を聞いてみたいという方はお気軽にお問合せください。
オンラインでご説明いたします。

運営団体『地球のしごと大學』はこちら → https://chikyunoshigoto.com/

『株式会社アースカラー』はこちら → https://earthcollar.jp/

講師のご紹介

講師のご紹介

(五十音順)

筑波大学名誉教授 工学博士/建築家 安藤 邦廣

筑波大学名誉教授 工学博士/建築家安藤 邦廣(あんどう くにひろ)

里山建築研究所主宰、(社)日本板倉建築協会代表理事、歴史的建築物活用ネットワーク共同代表
1948年宮城県生まれ。
里山の保全と民家の活用および国産材を活用した板倉の家づくりに取り組んでいる。板倉構法による東日本大震災の応急仮設住宅と復興住宅の建設にも協力支援を続けている。
著書
「小屋と倉」・2010.5・建築資料研究社、「民家造」・2009.2・学芸出版社、「住まいを四寸角で考える」・2005.8・学芸出版社、「職人が語る 木の技」・2002.12・建築資料研究社、「住まいの伝統技術」・1995.3・建築資料研究社、「茅葺きの民俗学」・1983.12・はる書房など

(9月28日(土)29日(日)、11月3日(日)4日(月祝)講師)

一戸製材所 梅垣 俊輔

一戸製材所梅垣 俊輔(うめがきしゅんすけ)

創業昭和21年より今年で78年を迎え〝木を活かし 木に生かされる〟社員ファーストの会社として、日々木材の価値を提案し、住宅のみならず公共施設や家具・楽器まで幅広く木を扱っている。
関連して地域材を使った人と人との繋がりの中で地元活性化、盛り上げることを元気に続けている。町の教育委員でもあり、3代目となる1975年生まれ。

(10月5日(土)講師)

小井田立体農業研究所 小井田重雄(こいだしげお)

小井田立体農業研究所小井田重雄(こいだしげお)

1955年、岩手県九戸村生まれ。
「消費者も生産者も双方のつながりが必要」と考え、1995年から地元小学生や都会の大人に向けた米作り教室を始動。以後3年続けている。2003年からは地元高校にて江刺家神楽指導にも従事。
立体農業とは昭和初期、社会運動家・賀川豊彦が提唱した、家畜と果樹を農園に取り入れ、空間を立体的に使う循環型農業のこと。
家族経営の小さな農家だが、立体農業を絶えず研究していくという意味を込め“立体農業研究所”と創始者である父が名づけた。岩手県九戸村の傾斜地で、農場に地域で昔から栽培されてきた「手打ちくるみ」の木を中心に、「乳牛」「鶏」を放牧する立体農業を行い、減農薬無化学肥料での米栽培も行っている。

(6月1日(土)、7月7日(日)、10月6日(日)、12月1日(日)講師)

中村富美子(なかむらふみこ)

中村富美子(なかむらふみこ)

1977年九戸村生まれ
明治大学商学部卒業後、㈱ホテル東日本を経て現在の有限会社中村一郎商店に入社
2018年 なかいち養蜂園企業
2021年 有限会社中村一郎商店代表取締役就任 現在に至る
9歳の双子の男の子の母。
趣味は、旅行(国内・海外)、料理、映画鑑賞、愛犬家(ゴールデンレトリバー)

(11月9日(土)講師)

徳島県 橋本林業 橋本忠久(はしもとただひさ)

徳島県 橋本林業橋本忠久(はしもとただひさ)

2001年に会社を退職し、林業を継ぐために実家に戻る。父母とともに家族経営で専業自伐林家を営む。大橋慶三郎氏考案の作業道づくりを継承する。
自伐型林業推進協会の講師として、全国各地で「しっかり」「丁寧に」「美しい」作業道の指導を行っている。

(7月13日(土)14日(日)15日(月祝)講師)

三ヶ尻林業 三ヶ尻真浩(みかじりまさひろ)

三ヶ尻林業三ヶ尻真浩(みかじりまさひろ)

岩手県下閉伊郡山田町出身。
数年間林業事業体での勤務を経て、令和6年度より独立。宮古市の自伐型林業関連の研修や事業等に積極的に関わりつつ、自伐型林業の実践を目指して活動している。
いわて林業アカデミー3期卒。

(9月14日(土)15日(日)講師)

受講をお考えの方へ

受講をお考えの方へ

こんな方におすすめです!

  • 「半林半X」や「半農半X」を目指している方
  • 里山での自然に囲まれた暮らしをしてみたい方
  • 日本の村の山仕事について、実際に手を動かしながら学んでみたい知りたい方
  • 移住希望である、もしくは農山村に関わるような仕事を探している方
九戸村の風景

受講するとこんな良いことがあります!

  • 岩手県九戸村の地域コミュニティと触れ合うことができる
  • 座学だけではなく、作業体験を通して学びを得ることができる
作業体験の様子

カリキュラム

カリキュラム

2024年度のカリキュラム一覧

内容決まり次第、随時更新していきます。

6月1日(土)、7月7日(日)、10月6日(日)、12月1日(日)(全4日間) 応募締切:5月29日(水)まで 講義テーマ:食、農業、農的暮らし、多角経営 山間地の田んぼを味わう

  • 6月は田植え、7月は田の草取り、10月は稲刈り、12月には収穫祭(餅つきなど)と収穫したお米のお土産があります。
  • 30年以上に渡り循環型農業を実践し、指導してきた小井田重雄さんに学びます。
  • お昼は小井田家の美味しいごはんを囲んでの交流会。

※全日程雨天決行、10時頃集合14時頃解散予定 
参加申込いただいた方には後ほど別途、詳細連絡いたします。

講師:小井田重雄・小井田寛周(小井田立体農業研究所)
場所:小井田立体農業研究所(岩手県九戸村)
費用:5,000円/1人(全4回分の参加費、お昼代含む)
定員:15名程度

7月13日(土)
予約不要、無料 講義テーマ:自伐型林業、森林、里山暮らし、心地よい生き方 【無料お話会】自伐林家 橋本さんに学ぶ「未来に続く森との暮らし方」

  • 豊かな森づくりとは? 講師の実践を踏まえた自伐型林業を通して、「次世代につなぐ」森との関わり方を聞き、考えていきます。
  • 林業関係の方から、個人で山の整備をされている方、やったことがないけれど関心がある方。どんな方でも大歓迎です。少しでも興味ある方ぜひご参加ください。

※自伐型林業とは、1.5~2割間伐や壊れない作業道づくりなどを通した持続可能林業です。

時間:10:00~12:00 (開場9:30)
講師:橋本 忠久 (徳島県 橋本林業)
場所:HOZホール (九戸村公民館) 岩手県九戸郡九戸村大字伊保内10-11-6
費用:無料

7月13日(土)14日(日)15日(月祝)(全3日間) 応募締切:6月30日(日)まで 講義テーマ:自伐型林業、森林、里山暮らし、作業道、2割間伐 森を観る目も学ぶ、自伐型林業 理論と実践

  • 座学と現場実習を通して、自伐型林業の考え方や作業道選定・作業道づくりなどを学びます。
  • 講師は徳島県から、橋本林業橋本忠久氏をお呼びします。
  • 技術面だけでなく自然を観る力を意識した森林管理を考えていきます。

※7月13日(土)午前は、「自伐林家 橋本さんに学ぶ、「未来に続く森との暮らし方」(詳細は上記に記載)」参加になります。
※二日目の夜は懇親会を予定/参加申込いただいた方に詳細のご連絡いたします。

講師:橋本 忠久 (徳島県 橋本林業)
場所:岩手県九戸村内 山林等
費用:15,000円/1人(全3日間分の参加費、保険代含む ※宿泊費食事等は含みません)
定員:15名

9月7日(土) 応募締切:9月1日(日)まで 講義テーマ:甘茶、山葵、落語、九戸村の魅力、半農半x 九戸村の魅力 甘茶と山葵と落語を楽しむ会

  • 九戸村特産品、甘茶の製造工程を見学・体験をします。
  • わさび農家であり落語家でもある みちのく亭 九介さんの畑見学と、山間の家にて落語を楽しみます。

演者:みちのく亭 九介
時間:10:00~15:30
場所:岩手県九戸村内(集合解散は九戸村役場予定)
費用:1500円/1人(お昼付き、集合場所までの交通費は含みません)
定員:10名

9月14日(土)15日(日)(全2日間) 応募締切:9月 1日(日)まで 講義テーマ:林業、伐倒、自伐型林業 山の仕事を学ぶ

  • 自伐型林業とは?小さな林業とは何なのか?
    林業の現場ではどういった仕事をしているのかを見学・体験・理解していく2日間。
  • 基本のチェーンソー使いをきちんと学び、慣れてる人も初めての人も丸太切り体験します。

講師:三ヶ尻真浩(三ヶ尻林業)
アシスタント講師:上野早紀(KUNOHE木工女子部/合同会社ライトリソース代表)/ 立花勲(九戸村地域おこし協力隊 自伐型林業班)
場所:岩手県九戸村内林
費用:8,000円/1人 (全2日間分の参加費、保険代含む ※宿泊費食事等は含みません)
定員:10名

9月28日29日(土日)、10月5日(土)、10月19日20日(土日)、11月2日3日4日(土日月祝)(全8日間) 応募締切:9月16日(月祝)まで 講義テーマ:板倉構法、伝統木造建築、地域材利用、セルフビルド、製材 板倉の小屋づくりからこれからを考える

  • 伝統的な木造建築技術の知識、国産材や地域産材の利用の考え方や手段、小屋づくりの技術を各分野のプロから学ぶ8日間。
  • 森や木や山、縄文の歴史など他では味わえない広い視野からも学びます。
  • スケジュール構成(全4回8日間)
    9月28日(土)29日(日):道具、墨付け、刻みなど(座学・実技)
    10月5日(土):製材所・御所野縄文公園など(見学) ※希望者のみ
    10月19日(土)20日(日):墨付け・刻みなど(実技) ※希望者のみ
    11月2日(土)3日(日)4日(月祝):棟上げ、垂木、屋根など(座学・実技)
    ※詳細内容や時間は追ってご連絡いたします。

講師:安藤邦廣・岡原玄八(里山建築研究所)、九戸村建築業組合、梅垣 俊輔(一戸製材所)他
場所:岩手県九戸村内
費用:88,000円/1人(全8日の参加費、道具代(30,000円)、保険代含む
※宿泊費食事等は含みません)※道具をお持ちの方は、道具代無しでの申込ができます。
定員:10名

11月9日(土) 応募締切:10月27日(日)まで 講義テーマ:養蜂、ミツバチ、はちみつ、蜜蝋 里山の養蜂家に聞く 「ミツバチとの豊かな暮らし方」

  • なぜ養蜂やミツバチなのか?
    ミツバチの生態、養蜂、ミツバチとの環境関係など大きく学び体験する1日。
  • はちみつの食べ比べや蜜蝋を使ったクラフトづくりなど、ミツバチがもたらす恵みから豊かな暮らしを体験します。

講師:中村富美子(なかいち養蜂園)/小島美希(九戸村地域おこし協力隊 養蜂班)
場所:岩手県九戸村内 なかいち本店 サロン2階
費用:3,000円/1人(ランチとはちみつのおみやげ付き)
定員:10名

お問い合わせ

お問い合わせは、お問い合わせフォームまでお願いいたします。

先着順、費用のお振込み順に受講者さまを確定させていきます。お振込みいただいた後でのキャンセルご返金は原則応じられませんのでご了承ください。

天災や不慮の事故などで止むを得ず、開催を延期・中止させていただくこともございます。何卒ご了承ください(その際の対応につきましては、都度検討させていただきます)。

九戸村ってどんな村?

九戸村ってどんな村?

懐かしくも新しい風の吹く村

九戸村は、岩手県北上山系の最北端の位置する自然豊かな農山村です。春の雑木林には多種多様な草花や山菜が芽吹き、夏には100万匹とも言われるヒメボタルの大群生が折爪岳を彩ります。実りの秋には四方八方の山々が美しく紅葉し、村の産直施設では収穫祭が開かれ、冬にはスキーやかんじき散歩などの雪遊びが楽しめます。

歴史を振り返ると、飢饉が頻発した江戸時代、岩手県北は多くの犠牲者を出しましたが、九戸村では一人も餓死者が発生しませんでした。その理由は、一般的に食用として扱われていなかった山の恵み(百合の根・どんぐりなど)の食べ方を知っていたこと、その生活の知恵を広く知らしめることで一人でも犠牲者をなくそうという共助の精神が、九戸の人々に根付いていたことにあります。そしてその気風は、今に暮らす人々の中にも健在です。

豊かな森林資源、風土に根差した伝統工芸や郷土芸能、農林畜産業など、自然との共生の中で住民が作り上げてきたものが数多く残っている、正真正銘北東北の里山。農山村を学ぶ場としてうってつけな、懐かしくも新しい風の吹く村です。

運営チーム紹介

運営チーム紹介

担当者プロフィール

  • 高浜 大介

    高浜 大介

  • 内山 成美

    内山 成美

  • 藤﨑 翔太郎

    藤﨑 翔太郎

岩手県九戸村は、風土を生かした林業、農業、酪農、工芸がある場所です。九戸村の豊かな資源を通して、これからの「暮らし方」を考えてみませんか?