舞台は、岩手県九戸郡九戸村。
北岩手の山中に位置する、今も北東北の里山の風景が色濃く残る地域です。
私たちはこの地で農山村のしごとを日々楽しみながら、住民の方々が培ってきた美しい営みを後世に繋げ、村の新しい未来を作っていきたいと考えています。
またそのために必要なことを模索した結果、地域内外に開かれた市民学校を立ち上げることにしました。
岩手県九戸村に興味のある方、日本のローカルで実際にプレイヤーとして動いてみたい方、ぜひ一度九戸村に来てみませんか?村暮らしを体験しながら、一緒に関わりしろを考えてみましょう。
九戸村は、岩手県北上山系の最北端の位置する、自然豊かな農山村です。春の雑木林には多種多様な草花や山菜が芽吹き、夏には100万匹とも言われるヒメボタルの大群生が折爪岳を彩ります。実りの秋には四方八方の山々が美しく紅葉し、村の産直施設では収穫祭が開かれ、冬にはスキーやかんじき散歩などの雪遊びが楽しめます。
歴史を振り返ると、飢饉が頻発した江戸時代、岩手県北は多くの犠牲者を出しましたが、九戸村では一人も餓死者が発生しませんでした。その理由は、一般的に食用として扱われていなかった山の恵み(百合の根・どんぐりなど)の食べ方を知っていたこと、その生活の知恵を広く知らしめることで一人でも犠牲者をなくそうという共助の精神が、九戸の人々に根付いていたことにあります。そしてその気風は、今に暮らす人々の中にも健在です。
豊かな森林資源、風土に根差した伝統工芸や郷土芸能、農林畜産業など、自然との共生の中で住民が作り上げてきたものが数多く残っている、正真正銘北東北の里山。農山村を学ぶ場としてうってつけな、懐かしくも新しい風の吹く村です。
※本ツアーは終了いたしました。
● 日時
2023年2月11日(土) ~ 2023年2月13日(月) ※2泊3日
● 内容
・村の冬暮らし(かんじき制作、かんじき散歩)
・伝統工芸(南部箒の現場見学)
・伝統技術(炭焼きの現場見学)
・立体農業(果樹園芸や畜産などを総合的に取り入れ、空間を立体的に利用して行う循環型農業)
・地元コミュニティとのMTG及び会食
● 対象者
・当プロジェクトに興味関心のある方。
・岩手県へのUターン・Iターンを考えている方。
・日本の田舎やローカルについて学び、実際にできることを考えてみたい方。
・村のコミュニティと繋がってみたい方。
● 参加費 … 無料
● 定員 … 10 名
zoomでのオンライン説明会となります。
ツアーの詳細なご案内の他、当プロジェクトのコンセプトのご説明の他、人材募集に関するご相談・ご質問等についてもお受けいたします。
● 日程
2023年1月 5日(木) 20:00~21:30
2023年1月 7日(土) 15:00~16:30
2023年1月10日(火) 20:00~21:30
2023年1月14日(土) 15:00~16:30
● 内容
1.九戸村のご紹介
2.立ち上げようとしている市民学校とは?そのコンセプトや目的を説明
3.ツアーについてのご案内
4.質疑応答
※参加費は無料です。お申込みいただいた方には、開催当日までにzoomのURLをお送りいたします。
市民学校の立ち上げにあたり、九戸村に軸足を置いて、企画段階からともに動いていただける方を募集しています。
九戸村及び周辺地域には、魅力的な事業者・住民の方がたくさんいらっしゃいます。その各活動に横串を刺し、里山で営まれている生活・しごとを体系的に学んでいただくことで、九戸村ひいては日本の農山村の現状について深く考えられるプログラムにしたいと思っています。
また、ただ来て見て感じるだけでなく、村のコミュニティと積極的に関わりながら、実際にアクションを起こそうとする方の背中を押していける仕組みを作りたいと考えています。
プロジェクトマネージャーには、事業者・住民の方と協働したコンテンツ企画、講座の運営、受講者・移住候補者・関係人口候補者のフォローなどを、先頭に立って行っていただきたいと思います。
募集要項等、詳細は下記の採用ページをご覧いただけますと幸いです。